輸入業者 2016 5 14

 外国為替が円高に進むと、
企業業績が悪化するという報道が増えてきます。
それは、日本の大企業に輸出企業が多いからでしょう。
 一方、外国から輸入して国内で販売する企業にとっては、
「1ドル120円では、危機的である。せめて1ドル100円になってほしい」と思うでしょう。
 日本国内では、デフレ基調にありますので、
輸入コストが増えたという理由で、値上げはできないでしょう。
そうなると、円安になればなるほど、単純に利益が減ってしまいます。
 輸入品というと、身近なところでは、
コーヒー豆、ワインなど、いろいろと思い浮かぶでしょう。
 しかし、意外なところで、輸入品があります。
それが、家畜用の飼料でしょう。
つまり、家畜の餌です。
 日本の農業というと、「純粋な国産」の代表例と思うでしょうが、
家畜の餌は、ほとんど全てを海外から輸入しています。
 こうなると、国産牛肉も輸入牛肉も、
牛の系統や生産地が違っていても、
輸入飼料で肥育されていることには変わりがないということになります。
(ウィキペディアから引用)
 そういうわけで、日本にとって、
単純に円安が進めばよいということではありません。

輸出入 2016 4 29
 外国為替が大きく円高に振れると、
日本の株式市場は下落する傾向があります。
 これは、影響力の大きい外国人投資家から、
日本は輸出大国であると見られているから、
株式市場は下落するのでしょう。
 しかしながら、日本は、輸入大国です。
原油、天然ガス、鉄鉱石、石炭、
それどころか、食料まで輸入しています。
 このような原材料は、円安では、
コスト高になります。
 輸入も大きい日本にとっては、
1ドル120円は行き過ぎだと思います。
輸入も考えれば、1ドル110円前後が妥当だと考えるべきです。
 ただし、日銀の緩和策にもかかわらず、
将来的には、海外事情の関係で、
さらなる円高が考えられます。
つまり、海外は景気がよくないのです。
あるいは、これから景気が悪化していきます。
そうすると、さらなる円高もあるでしょう。
 そういうわけで、1ドル105円を突破されないように対策をすべきです。
1ドル100円の攻防になってしまうと厳しいものがあります。












































































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